歯周ポケット測定とは
投稿日:2020年12月18日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。みずき歯科クリニック歯科衛生士の佐藤です。
今回は、歯周ポケット測定についてお話させていただきます。
初診で受診された時や定期検診で受診された時、歯周ポケット測定を受けた経験があるかと思います。
他にもクリーニングが終わってからなど度々測定を行います。
「何度も同じ検査が必要なの?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、とても大切な検査なんです。
歯周ポケットとは、歯と歯肉の境目の溝をいいます。
歯は歯肉とぴったりくっついているように見えますが、実は歯と歯肉の間にはわずかな隙間があります。
この溝に目盛りの付いた探針(プローブ)を挿入してポケットの深さを測定し、出血があるか炎症の進行具合を確認するのが歯周ポケット測定です。
この溝にプラーク(歯垢)がたまると、プラークの細菌により歯肉が炎症を起こして腫れます。
歯肉が腫れると溝が深くなります。
溝が深くなると、歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯を支える歯槽骨が壊れていきます。
その結果、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
これが歯周病です。
歯周病は、国民病といわれていて、軽症のものを合わせると20代で7割、30代では8割、60代では9割かかっているそうです。
歯周病は痛み無く時間をかけて進行していく病気なので、歯周病の早期発見、進行度のチェック、予防には欠かせない重要な検査なのです。
歯が抜けてしまう歯周病ですが、主な原因はプラークです。
それを溜めない!増やさない!ことが大切です。
毎日のブラッシングと定期的に専門的クリーニングを受けることで、歯周病予防と進行阻止が可能になります。
皆さん、自分の歯で食べていけるように、予防しましょうね。
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