離乳食の進め方③|さいたま市北区宮原の歯医者|みずき歯科クリニック

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離乳食の進め方③

投稿日:2020年10月16日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは😃

管理栄養士の高瀬です。

今回も引き続き、離乳食についてお話させていただきます。今回は9〜11ヵ月の時期の赤ちゃんの離乳食についてお話していきます。

 

生後8ヵ月頃から前歯が少しずつ生えてきて、約1歳前後で前歯が8本生えそろいます。赤ちゃんは前歯が生えるにしたがって、前歯でかじり取って一口の量を学習していきます。また、上下のあごが合わさるようになり、舌と上あごでつぶせないものを歯茎の上でつぶすことも覚えていきます。

 

進め方としては、1日2回の離乳食が軌道に乗り、いろいろな種類の食べ物をモグモグと口を動かして食べられるようになったら3回食に増やしていきます。

目安量は、2回目の食事量が主食で子供用茶碗1杯、副菜で小皿に1つくらいです。3回目の食事を始める時は、体調が良いときに1回の食事の3分の1の量から、2分の1の量というように進めてみて、下痢等の異常がなければ少しずつ量を増やしていきます。

 

離乳食の固さですが、歯茎でつぶせる固さにします。親指と人差し指ではさんで簡単につぶせる固さ(バナナの固さ)が目安です。一度に固くせず、次第に固さを増していきます。

お粥ならば全粥くらい、固形物なら大きさは7〜8mmから1cmくらいが目安になります。

 

支援のポイントは、丸みのあるスプーンを下唇の上にのせ、上唇が閉じるのを待ち、やわらかめのものを前歯でかじりとらせます。

 

その他の注意としては、3回食になり1歳に近づいたら、朝・昼・夕といった大人の食事時間に合わせて、家族みんなで食事をするという習慣をつけていきます。食後の母乳やミルクは徐々に減らしていきます。

 

また、離乳食後期になると成長に伴い、体内で貯蔵していた鉄分が減少すると言われています。3回食になると母乳やミルクの回数も減っていくので、鉄分の多い赤身の魚、レバー、ひじきなどの食品を積極的にとるようにしましょう。

 

味つけも基本はうす味にします。ケチャップやマヨネーズも少量なら使用しても問題ありませんが、使いすぎは塩分の取り過ぎになるので気をつけましょう。(ケチャップやマヨネーズもこの時期は加熱して使用してください)

 

おやつと飲み物に関しては、市販のスナック菓子やチョコレートなどは控えてください。

水分補給は甘くない飲み物(白湯・お茶)を習慣づけるようにしましょう。赤ちゃん用のジュース・乳酸菌飲料などには糖分は入っているので、与えすぎると甘くない飲み物を飲まなくなったり、虫歯になりやすくなるので注意しましょう。

また、牛乳に関しては離乳食の調理には使用できますが、そのまま飲ませるのは1歳からになります。

 

9ヵ月頃になると、体も大きくなり運動量も増えるので、離乳食だけでは食事の質、量ともに充分とはいえません。この離乳期に不足しがちなたんぱく質や鉄分などの栄養素をバランスよく補ったものにフォローアップミルクというものがあります。

フォローアップミルクは必ず与えなければならないものではないですが、赤ちゃんに合わせて使用してください。

 

成長するにつれて、赤ちゃんは自分でスプーンを持ったり、手づかみをしたがります。赤ちゃん用スプーンや手づかみしやすい食べ物を準備して、どんどん体験させてあげてましょう😊

 

 

 

 

 

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