手足口病にかかった子供の食事

こんにちは。管理栄養士の高瀬です。

産休、育休を経て復職いたしましたので、また今後ともよろしくお願いいたします。

今年の夏は手足口病が大流行でしたね。

1歳の私の娘も手足口病にかかりご飯が食べられず大変でした。

手足口病は５歳未満の子供がかかることが多く、症状は主に

・発熱（37～38℃）

・喉の痛み

・手のひら、足の裏、口内の水泡

などが挙げられます。

とくにお口の症状（喉の痛み、水疱）があると食欲が落ちる、食べられない、水分がとれないことで脱水症状を起こす場合もあります。

口の中の痛みが強い時にご飯を食べるのはお子さんもかなり辛いかと思います。

そのような時は無理に食べさせず、脱水症状にならないよう水分の補給に注意してください。

ある程度食欲があり、水分もとれているようなら、冷たくて喉ごしが良いものを選んで食べさせるようにしましょう。

〜おすすめの食べ物〜

冷ましたお粥、柔らかいうどん、りんご(すりおろし)、バナナ(うらごし)、牛乳、ヨーグルト、絹豆腐、バニラアイス、プリン、ゼリーなど

酸味や辛味など刺激がある食べ物や固い物、熱い物は痛みが強くなってしまうので与えないようにしましょう。

痛い思いをしてしまうと食べること自体怖くなってしまうことがあるので注意！

口の内に炎症ができた時は食事に気をつけなきゃ！と思っていても、小さい子供だとなかなか難しく、実際はそれすらも食べられないこともあります。

私自身もアイスやプリンなどの甘い物は極力あげたくないなぁ〜と思いましたが、娘は上記のものでも食べないものが多かったのでやむを得ずあげてしまいました。

せめて歯磨き！と思いましたが口の中が痛いせいでやっぱりイヤイヤでした。

手足口病には特別な治療方法はありません。また、大人がかかることもあり重症化しやすいと言われています。

こまめな手洗いが手足口病の予防に有効とされていますが、うがいも忘れずにしましょう。

また、手足口病に限らずお口の中をキレイにすると他の感染症の予防にもなるので、歯磨きも行いましょう。