ひみこの歯がい〜ぜ!
投稿日:2021年3月12日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。みずき歯科クリニック歯科衛生士の佐藤です。
「よく噛んで食べなさい」と言われたことがある人、多いのではないでしょうか?
「よく噛んで食べること」は、健康と密接に関係しています。
タイトルにありました、『ひみこの歯がい〜ぜ』ご存じですか?
噛むことの8つの効果を覚えやすく作られた標語です。
卑弥呼の時代は、現代人の6倍噛んでいたそうです。
私たちは、ずいぶん噛む回数が減ってしまっていますね。
ぜひ皆様にも「噛むこと」を意識していただきたいと思いますのでご紹介致します。
★噛む8大効果★
【ひ】肥満防止
よく噛んで食べると、緩やかに血糖値が上がり満腹中枢が刺激されて食べ過ぎません。
【み】味覚の発達
食べ物の味は、唾液中に溶け出して味蕾という舌の組織が感知することによって脳へ伝わります。
【こ】言葉の発音がはっきりする
上下の顎の骨や顔の筋肉が鍛えられ、歯並びにも良い影響を与えます。正しい口の開きができるようになり、正しい発音ができます。顔の表情も豊かになります。
【の】脳の機能を高める
脳への血流が増し、脳の働きが活性化されます。
【は】歯の病気予防に役立つ
噛むとたくさん唾液が分泌されます。唾液には、歯周病菌や虫歯菌を抑制したり、酸の中和や再石灰化など、歯の病気を予防する重要な作用があります。
【が】ガンの予防
唾液に含まれるペルオキシダーゼという酵素は、食物内の発がん物質を弱める働きがあります。
【い】胃腸の働きを助ける
食物をよく噛み砕くと唾液と混ざり合って水分が増し、飲み込みやすくなり、胃腸で消化しやすくなります。唾液に含まれる消化酵素アミラーゼの働きにより、体内での消化・吸収がアップします。
【ぜ】全身の体力向上と全力投球
運動能力にも影響します。奥歯で噛みしめられることで、体に力が入ります。
『噛むこと』でたくさんの良いことがありますね。
ただ食べ物を細かくして胃に送り込むだけのことではありません。
お口の健康を保つことは、健康寿命にも繋がります!
ゆっくりと、味わいながら毎日のお食事を楽しみましょう。
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