噛む力と栄養の話
投稿日:2020年4月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは☆
管理栄養士の高瀬です。
今日は「噛む」ことと栄養の関係についてお話しします。
シニア世代になってくると「若いころは食べられたのに」とか「歯が弱くなってからは食べたくないな」と思うことがあると思います。
加齢によって体の機能が低下していきますが、その中でも歯茎が弱くなったりあごの筋力が低下すると、噛む力や飲み込む力が落ちてきます。
このような状態のままにして硬い食べ物を避けていると、食べられる物が限られてしまいます。放っておくとさらにお口の老化が進んで低栄養の原因にもなります。
低栄養になってしまうと筋肉量が減少し、体が動かなくなってしまいます。体が動かないと食欲も出ないため食事量が減り、さらに低栄養状態になってしまいます。
低栄養にならないようにするためには、
①柔らかいものだけではなく硬いものも食べる
②いろいろな種類の食品を食べる
ことが大切になってきます。
硬い食べ物を食べるにはやっぱり歯が丈夫じゃないと大変ですよね。
歯周病などが原因で歯を抜いてそのまま放置してしまうと、噛み合わせが悪くなって残っている歯にも負担がかかってしまい、さらに残っている歯も悪くなっていくという悪循環に陥ってしまいます。
そんなことにならないように、歯がなくなってしまったところは入れ歯などで補うようにして、食べ物をしっかり噛めるようにしていきましょう。
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