離乳食の進め方④|さいたま市北区宮原の歯医者|みずき歯科クリニック

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離乳食の進め方④

投稿日:2020年12月25日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!

管理栄養士の高瀬です。

離乳食のお話は今回で最後になります。最後は12〜18ヵ月頃のお子さんの離乳食についてお話ししていきます。

 

1歳を過ぎると少しずつ奥歯が生えはじめてきます。この時期は、食べ物を口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしをしながら一口量を覚えていきます。

 

奥歯が生えてきても噛む力はまだ強くありませんので、食事は歯茎でつぶせる固さのものを作ります。

ご飯なら軟飯(柔らかめのご飯)が目安です。

パンや麺も柔らかめで、麺は短く切り(1cm前後)、パンは持ちやすい大きさにするなどの工夫をしてみても良いと思います。

 

また、この時期は手づかみ食べが上手になるとともに、食具を使った食べる動きを覚えていきます。

手づかみ食べをさせるときは、こぼしても怒らず、シートなどを敷いて汚れてもいいようにしましょう。

 

少しずつ大人とほぼ同じものを食べられるようになりますが、噛む力と消化力はまだ充分ではなく、誤飲や誤嚥の多い時期なので、やわらかく・小さく食べやすく調理するように心がけましょう。

 

離乳食の回数は1日3回におやつ1〜2回を加えていきます。

離乳食が3回になると、ミルクの量が次第に減っていきます。この時期の赤ちゃんは胃も小さいので少食になりがちです。また、運動量も増えるため朝・昼・夕の3食では栄養やエネルギーが不足しがちです。

 

そこで、不足分はおやつで補う必要があります。ここでのおやつは「食事の一部」と考えてください。

甘いお菓子やスナック菓子は栄養バランスが悪く、エネルギーが高いものが多いのであまりおすすめしません。

 

なるべく牛乳・乳製品・いも類・野菜・果物などをおやつとして、1日の栄養バランスを考えて与えましょう。

乳製品ならヨーグルトやチーズ、いも類ならふかし芋や芋もち、卵サンド、野菜入りお好み焼き、ミニおにぎりなどをあげてもいいですね🌟

市販のお菓子を与える場合は、甘くないビスケットや赤ちゃん用のせんべいなどにしましょう。

 

飲み物に関しては、今まで通り水や麦茶などの甘くないものを選びましょう。甘いジュースやスポーツ飲料などを飲むのが習慣にならないように注意しましょう。

この時期くらいからコップで飲むトレーニングをはじめても良いと思います👌

 

牛乳に関しては1歳から飲ませても大丈夫です。初めて飲ませる場合は温めてから飲ませます。慣れてきたらそのままでも大丈夫です。(牛乳アレルギーのあるお子様はご注意ください)

 

味付けについては、これまでと同じく薄味を心がけてください。

塩、味噌、しょうゆ、ソース、マヨネーズ等は塩分の多い調味料なので、大人と同じ食事をあげる場合は、味付けをする前に赤ちゃんの分を取り分けておいて、必要であれば薄めの味付けをしていきます。

 

この時期はむら食い、遊び食いが目立つ時期になります。忙しい時にされると、怒りたくなってしまうこともあるかと思いますが、怒りすぎないで「食事は楽しいもの」ということを教えてあげましょう。

ただ、1回の食事時間は20〜30分が目安です。目安時間を過ぎてもだらだら食べているようなら食事は片付けましょう。

 

4回に分けて離乳食の進め方についてお話をさせていただきましたが、それぞれの食事の量や時期はあくまでも目安で、赤ちゃんの食欲や成長・発達の状況に応じて進めていくことが大切です。

あまり難しく考えずに、赤ちゃんと一緒に楽しく食事をしていただければと思います😊

 

 

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