抜歯をしたときの食事
投稿日:2021年5月7日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、管理栄養士の高瀬です😃
皆さんは抜歯の経験はありますか?
矯正治療をする際の抜歯や親知らずの抜歯などがありますが、今日は抜歯をした後の注意と食事についてお話ししていきます!
抜歯の治療では麻酔をしますが、麻酔をするとお口の感覚が鈍くなり、痛みや熱いものへの感覚がなくなり、唇や舌を噛んでしまったり火傷をしてしまう危険があるので、お食事は2時間以上あけてお口の中の感覚が戻ってから取るようにしてください。
歯を抜いたあとは出血が気になって何度もうがいをしたくなるかと思いますが、抜いたところの傷口には血餅という傷の治りを早めるかさぶたのようなものができるため、何度もうがいをするとそのかさぶたが取れやすくなるので、うがいのしすぎには気をつけましょう❗️
抜歯当日〜数週間は血餅が取れやすくなっています。傷口を傷つけたり、炎症も悪化しやすいので、食事はかたいものや辛いものは避けるようにしましょう。
フランスパンやせんべい、ポテトチップスなど噛むとかけらができる食べ物は、傷口を傷つけてしまうことがあります。
カレー、キムチ、香辛料など刺激があるものは、血行を良くする作用があるため傷口が開いてしまう可能性があります。また、痛みがでたり腫れることもあるので気をつけましょう。
その他に、お酒は抜いたところを刺激したり、血行を良くする作用があり、再び出血する可能性があるので、最低でも抜歯した日は飲むのを控えた方がよさそうです。
では、抜歯後は何を食べたらいいのか?となりますが、傷口を刺激しない柔らかくて食べやすい物、雑炊やお粥、うどん、シチュー、豆腐、ゼリーなどを選ぶと良いでしょう👍
ただし、熱すぎると傷口を刺激してしまうので、冷ましながら食べるようにしてください。また、うどんなどの麺類をすすって食べると血餅がとれてしまうことがあるので食べ方にも気をつけましょう。
傷の治りを良くする栄養素としては、亜鉛、ビタミンA、ビタミンBビタミンCなどがあります。
亜鉛はたんぱく質を含む食品に多く、カキ、レバー、油揚げ、納豆などの魚介類や肉、大豆製品に含まれています。
ビタミンAは動物性食品ではレバー、うなぎ、卵黄などに多く、植物性食品では緑黄色野菜のモロヘイヤ、にんじんなどに多く含まれています。
ビタミンB2はレバー、卵、チーズ、うなぎ、サバなどの動物性食品と、納豆、まいたけ、モロヘイヤ、菜の花などの植物性食品にも多く含まれています。口内炎や口角炎になったときもこれらの食品を食べるようにしましょう。
ビタミンCは野菜・果物に多く含まれていて、ブロッコリー、カラーピーマン、じゃがいも、柿、いちごなどが挙げられます。また、ビタミンCは亜鉛の吸収を助ける作用があるので、一緒にとるようにするといいですね👍
抜歯をしてから数日〜数週間経って、傷口の痛みや炎症などがなくなってきたら、少しずつ通常の食事に戻しつつ、上記の食品をうまく取り入れましょう。
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