酸蝕症
投稿日:2020年5月8日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、歯科衛生士の小松です😊
今回は酸蝕症(さんしょくしょう)についてお話します!
みなさんは酸蝕症とはなにかご存知ですか?
酸蝕症とは、簡単に言うと歯が溶けてしまう病気です😨
歯が溶ける、穴があく、と聞くと虫歯を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、実は歯が溶けてしまう原因は虫歯だけではありません。
虫歯は細菌によって歯が溶かされていくのに対して、酸蝕症は酸性の飲み物や食べ物によって歯の表面が溶かされていく病気です。
以前はメッキやガラス工場の労働者の方が酸性のガスを吸ってしまうことでなる職業病として知られていましたが、最近では生活習慣病のひとつとして注目されています。
お口の中は大体pH7くらいの中性に保たれていますが、臨界pH(pH5.5
〜5.7)を下回ると歯が溶けてしまいます。
※pH0〜5…酸性 6〜8…中性 9〜14…アルカリ性
わたしたちが普段何気なく口にしているものは酸性のものも多く、過剰摂取にならないよう気をつける必要があります😣
例えば、これからの時期に飲む頻度が多くなる、スポーツドリンクはpH3.5なので注意が必要です。
また、コーラを飲むと歯が溶けると聞いたことがある方もいると思いますが、コーラはpH2.2と、とても酸性の値が高い飲み物になるので間違いではないのです😥
他にも、果物も酸性のものが多く、レモンはpH2.1、オレンジはpH3.5、グレープフルーツはpH3.2と酸性の値が高いので摂り過ぎに気を付けましょう😔
酸蝕症になると歯の表面が溶けて弱くなるだけでなく、知覚過敏も引き起こしやすくなりますので、食生活について一度見直してみるといいですね☝️
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